こんにちは。けーすけつぼひです。

3月中旬に、嬬恋高原(群馬県吾妻郡嬬恋村)今年初の肉眼天の川を鑑賞してきました。嬬恋高原自体が非常に美しい場所だったので、ロケーションの美しさを含めて紹介できたらと思います。

嬬恋高原とは?

嬬恋高原は、群馬県吾妻郡に位置する高原です。特に今回は嬬恋村周辺に行ってきました。嬬恋村はほぼ全域が標高1000メートル以上の高地にあり、夏は避暑地としても人気なようです。

α7Ⅱ FE 85mm F1.4

 

嬬恋(つまごい)という名前からもわかるように、この場所周辺はカップル(夫婦寄りかな)の聖地でもあるそうです。その昔、ヤマトタケルノミコトが愛する妻を失った際に、「ああ、我が妻よ、恋しい」と嘆き悲しんだ場所だそうです(参考サイト)。夫婦・カップルでの旅行やデートにも良さそうですね。後ほど紹介しようと思うのですが、昼間の嬬恋高原も非常に美しい場所なので、ぜひ訪れていただきたいと思います。

 

また、その標高の高さと関東中心地からの距離が比較的離れているということから、関東の天体観測地としても非常に人気な場所です

 

嬬恋高原は非常に美しい場所

有名なカラマツの丘の場所を探るために、明るい時間帯に下見のつもりで訪れたつもりだったのですが、嬬恋高原自体がとても美しい場所だということに気づきました。周りが非常に開けており、日本(特に本州)にいるとなかなか見ることができない景観を味わうことができます。

 

愛妻家の聖地・愛妻の丘に立つ

嬬恋高原の有名観光地の愛妻の丘です。文字通り愛する妻への思いを叫ぶための場所です。3月になったというのに日中でも氷点下という極寒の地です。愛妻の丘に限った話ではありませんが、嬬恋高原は夏でも気温が一桁とかなので、防寒対策はしっかりしていくことをお勧めします。

 

駐車場には望遠鏡を置くための魔法陣が作られていました。こういう遊び心、いいですよね。この魔法陣の中心に立って厨二な自撮りをやってみたいですね笑

α7Ⅱ FE 16-35mm F2.8

 

愛妻の丘を示す標識です。まだまだ雪解けの時期ではない様子。標高が高いということもあり、写真からでも空気が澄んでいることがわかりますね。快晴+日光+雪が非常に好きです。

 

α7Ⅱ FE 16-35mm F2.8

 

このラッパのお人形さんは愛妻の丘のマスコット的存在です。写真の題材としていろいろ遊べそうですね。

 

α7Ⅱ FE 16-35mm F2.8

小さい場所ながらも、とても楽しめる場所です。

 

嬬恋高原のシンボル・カラマツの丘

 

これが有名なカラマツの丘ですね。天の川の出る時間帯はこれを被写体に収めておきたいため下見に来ました。なんというか、嬬恋高原は北海道の美瑛みたいな場所です。

 

α7Ⅱ FE 16-35mm F2.8

 

日没時です。夕日の反対側の空の色がとても綺麗!澄んだ空気と快晴の天気が織りなす絶景に、思わず息をのみました。

 

α7Ⅱ FE 16-35mm F2.8

 

嬬恋高原・嬬恋村は本当に美しい。2週間くらい滞在したいな。

 

α7Ⅱ FE 16-35mm F2.8

 

日が暮れ、カラマツの丘も把握したところで「つつじの湯」でリラックスし、天の川が出る時間帯を待ちます。

 

嬬恋高原の星空について

 

では、嬬恋高原の星空について紹介していきたいと思います。

 

愛妻の丘にて星空鑑賞

時刻は深夜2時すぎ。天の川はまだ出ていない時間ですが、愛妻の丘にて写真を撮りにいきました。

α7Ⅱ FE 16-35mm F2.8

駐車場を降りると気づいたのですが、あたりはあまり暗くないですね。いつも車から降りてライトを消すとしばらくの間は暗闇を感じるのですが、嬬恋高原に関しては常に周囲の様子がわかります。そんなに嬬恋村に人が住んでいるとは思わないのですが、やはり関東の光害の強さでしょうか。

 

α7Ⅱ FE 16-35mm F2.8

愛妻の丘の階段前です。写真だと夏の天の川の先端部が見えますね。ただ、地平線付近は光害の影響を受けるので、この高さだと肉眼で天の川を認識するのは少々厳しい。もう少し時間がたてば見えるようになると思います。

 

α7Ⅱ FE 16-35mm F2.8

愛妻の丘の入り口です。私以外ですと2人組がいたくらいで、とても静かでした。看板に「AISAIの丘」と書かれていますね笑 向きとしては東側になります。

 

α7Ⅱ FE 16-35mm F2.8

ずっと撮ってみたかった愛妻の丘のラッパ人形と星空の構図です。もう少し後の時期になると天の川との共演なんかもできますね。それについては次の機会にすることにします。この写真は西向きにカメラを向けたものになるのですが、それでも光害は気になりますね。

 

α7Ⅱ FE 16-35mm F2.8

公園の奥に行くと、ベンチと一本の木があります。南向きに傾斜しているので、南側から北向きに構えると良さそうです。北極星を中心にグルグル写真を狙う際に良さそうです。

これ以外にも、いろんなモノや配置されており、写真の題材としてとても良さそうな場所だと感じました。駐車場も結構広かったりするので、オススメです。

 

カラマツの丘にて天の川を観測!!

 

愛妻の丘にて写真撮影を楽しんだ後、今回の旅のメインであるカラマツの丘+天の川を撮りに行きました。駐車場はないので、通行の障害にならない場所に停めておきます。人は10人くらいいたでしょうか。愛妻の丘より人気のようですね、

 

α7Ⅱ FE 16-35mm F2.8

とてもいい感じです!もう少し天の川が寝ている構図でも良かったと思いますが、写りとしては満足しています。もう少し低いと、光害の影響でうまく写らないことも考えられますからね。肉眼でもバッチリ観測できたので、すごく満たされました!

 

α7Ⅱ FE 16-35mm F2.8

夜明け1時間前の星空の様子です。空に色がついていることがわかります。雰囲気に合わせてソフトフィルターを使ってみました。夏の天の川にソフトフィルターを使ったことはほとんどなかったのですが、今回みたいな寒い空気感を伝えるには結構良さそうです。

なんと気温は−7度でした。。。凍えます。。。

 

嬬恋高原の星空まとめ

それでは、嬬恋高原の星空の綺麗さについてまとめます。

夜空の暗さ:★★
シーイング:★★★★
夜空の広さ:★★★★★
アクセス :★★★★

嬬恋高原の夜空の暗さ:★★

 

関東の光害の影響を受けるので、結構明るいなという印象を受けました。それは愛妻の丘でもカラマツの丘でも同様です。ただ、地平線付近を除けば天の川を見ることは可能です。

 

嬬恋高原のシーイング:★★★★

 

標高1000メートル超のシーイングは十分です。暗さの割に天の川が明瞭に見えるのは、この空気の澄み具合のおかげでしょう。昼あや夕暮れ時もすの空気の隅具合に圧倒されました

 

嬬恋高原の夜空の広さ:★★★★★

 

四方が完全にひらけています!建物や木、山などの影響で星が見えないということはほぼないと思います!愛妻の丘含め、いろんなものを星空と絡めて収めることができます。

 

嬬恋高原へのアクセス:★★★★

 

比較的アクセスは容易と思われます。ただし、冬季は路面が凍結しているのでスタックやスリップ等には十分注意してください。

 

嬬恋高原の星空のオススメ度

星の綺麗さ:★★★
オススメ度:★★★★

関東で綺麗な星空を見る場合はまず候補に入ってくるのではないかと思われます。肉眼でも十分に天の川を見ることができますし、何より空が広いというのがいいですね。あとは昼の景色の美しさや、星景構図の豊富さも大きな魅力といってよいでしょう。嬬恋ということで、夫婦で一度訪れていきたい場所だと思います!

 

おまけ:嬬恋高原の朝焼けも美しい

 

カラマツの丘にて天の川を撮った後、そのまま朝焼けの時間まで待つことにしました。

α7Ⅱ FE 16-35mm F2.8

夕焼けの時にも感じましたが、朝焼け前の空が非常に美しいです。今度はカラマツの丘のほうから太陽が登ってくるので夕焼け時とどう変わってくるか楽しみです。

 

α7Ⅱ FE 16-35mm F2.8

場所を変えてみました。天の川を撮っていたとき、タイムラプスもやっていたので一つの場所にいすぎました。ここからも撮っておけば良かったです。それにしても綺麗なグラデーションです。

 

α7Ⅱ FE 16-35mm F2.8

午前6時過ぎ。太陽が見えました。とても美しい朝日です。氷点下で冷え込んでいた空気も、太陽の光で暖められた気がします。

 

星空を見に来たつもりでしたが、星空だけでなく、非常に美しい景色をたくさん見ることができて本当に満足のいく遠出だったと思います。

 

では、ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

けーすけつぼひ

 

おすすめの記事